パッキング・収納術2019.02.15

人以外にも多くの貨物を運ぶ飛行機

TABITUS+編集部TABITUS+編集部

飛行機(旅客機)は、移動手段として利用されており、目的地の空港まで搭乗する人やその人の手荷物を運んでいます。しかし、その他にもさまざまな貨物を輸送するために使われていることをご存知でしょうか?今回は、飛行機で空輸されている貨物についてご紹介します。

生鮮食品や動物、自動車まで、飛行機で運ぶ

客室の下の貨物室でさまざまな貨物を輸送

一般的な旅客機では、飛行機の胴体上部が客室、下部が貨物室となっています。スーツケースなど空港で預けた手荷物は、コンテナやパレットに収納されて貨物室に入れられ運ばれますが、貨物室には搭乗者の手荷物以外のさまざまな貨物も積まれています。
物品を運ぶための主な手段としては、道路を走るトラックや線路を走る貨物列車といった陸上の運送、貨物船のような船舶で海や川を渡る海上・水上の輸送、そして飛行機などによる空の輸送が挙げられます。中でも飛行機による空輸は、遠い場所へより早く輸送することが可能です。そのため、さまざまな企業が飛行機による輸送サービスを活用しています。

暮らしの中の身近なものが空輸されている

では、どんな貨物が空輸されているのか、その例を挙げてみましょう。
身近なものでは、野菜や果物、海産物、肉などの生鮮食品があります。採れたて・獲れたての食材が、産地から空輸によってスピーディーに全国各地へ運ばれています。海外産のワインなど輸入食材も、空輸によるものが多くあります。
また、宅配便や郵便物の一部も空輸が使われます。特に、沖縄県をはじめ離島各地は、海か空を経由した貨物運送が必要です。より早く運ぶには空輸の利用が欠かせません。

企業に限らず、個人でも空輸サービスを利用可能

JALグループの場合、飛行機を利用して国際貨物・国内貨物を運ぶ『JAL CARGO』サービスがあり、さまざまな企業が物品の輸送に利用しています。
生鮮品のほか、犬や猫などの動物、温度管理が重要な医薬品や化学品、振動や衝撃を抑えた輸送が求められる半導体製造パーツなどの精密機器、貴重な美術工芸品や高価な楽器など多種多様。専用の輸送器材と熟練した作業技術により、国内外に自動車を空輸することもできます。航空機への積載が禁止されているものや貨物室に入らない大きなものなどを除いて、法規に準じて条件を満たした貨物が輸送されています。
なお、JAL CARGOの国内貨物輸送は、個人での利用も可能。出発空港への持ち込み、および到着空港での受け取りが必要になりますが、梱包などの条件を満たしていて輸送が許可されているものを空輸することができます。

多くの方が旅行や出張で利用している旅客機。次にあなたが搭乗する飛行機も、実は、さまざまな貨物を日本中・世界中に輸送する役割を果たしているのです。

≫JALCARGO

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