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連載コラム2019.09.19

連載コラム Vol.21 – ボストンにて「食」と「クラフト」の「今」を体験

佐藤丈春佐藤丈春

皆様、大変ご無沙汰しております。2年くらいこのコラムをお休みしておりましたが、相変わらず旅はコンスタントに続けており、ネタもたまってきましたので、今後また定期的に僕が見たもの・場所の情報をお届けして参りたいと思います。
今回は、人生初めて訪れたボストン。過去何十回と訪れてきたニューヨーク(20年前には住んだこともあります)から目と鼻の先にも関わらず、一度も行ったことがありませんでした。ボストン訪問の目的は2つ。①友人から聞いた、旬な「地産地消型」レストランを数件試す。特に牡蠣が有名。②高級靴メーカー「オールデン」の工場見学。③あとは行き当たりばったり(ボストンに限ったことではありませんが)。

地産地消型レストランでとても気に入ったのが「Row 34」。ボストン市内東部の、大型倉庫を改装したレストランやアパートがひしめく中にあるオイスターバーです。

「Row 34」の内装。背中を向けて立っているのが僕のテーブルを担当してくれたウエイター
「Row 34」でのスターター、クラムチャウダーは絶品だった

ボストンは海に面していますから、地元産の牡蠣や魚が豊富。地ビールやアメリカ産のワインと合わせて食事をすることを重視しているのが、メニューそしてウエイターの説明から伝わってきました。さすが人気店らしく、水曜日の夕食時でしたが満席でした。地産のものばかりですから、新鮮な食事を楽しめたのは、言うまでもありません。

もう一つ気に入った地産地消型レストラン「Field & Vine」。アーティスティックな内装、旬の食材(オイスター)+オレゴン産のワインの組み合わせは絶品だった
散歩していたら、マサチューセッツ工科大の卒業式に遭遇。このご時世、アジア系留学生の姿が目につくのは、ボストンも英国も同じ

19世紀から経営する高級紳士靴メーカー「オールデン」の工場にもお邪魔しました。日本の主要百貨店やセレクトショップでもオールデンの靴は販売しており、一足10万円前後する代物です。世界中の卸先から「この型を何足お願いします」と注文を受けてから革の手配・生産に入るので、入荷待ちのところが多いのをご存知の方もいるかもしれません。90年代まで多く見かけることができた「Made in USA」が減っていく今、昔とほとんど同じ手法で、引き続きアメリカ生産を続ける現場を見ておきたい思いから、工場見学を申し入れ、受け入れてもらいました。工場はボストンから電車で1時間程度南に行ったところにあります。

「オールデン」工場の入り口にある看板。この先、撮影を一切遠慮した

「工場内ではできるだけ撮影しないでほしい」と言われたので、一切写真を撮りませんでしたが、実際に足を運んでみないと体験できない、機械の音、レザーとオイルの混じったニオイ(フレグランスにしてもいいような香りでした)は思い出に残っています。お金では買えない価値・オンラインでは手(あるいは脳みそ)に入れられない価値は、こういう旅にあるんだな、と改めて感じました。

オールデン工場の近所「デイブス・ダイナー」で昼食。1950年代のアメリカン・ダイナーを再現したレストラン
デイブス・ダイナーで注文したのは勿論バーガー! コールスローをサイドに
行き当たりばったりで購入した「ジョンソン・ウーレンミルズ」のフランネル・シャツ。アメリカ産だが、ここも諸事情あって生産が以前ほどスムーズではない模様

佐藤丈春(さとう・たけはる)
1976年東京生まれ。2005年に渡英、2007年に英国王立芸術院卒業。グローバル情報誌『モノクル』に創刊から関わり、ファッションディレクターとして7年間努めた後、2014年独立。現在は英国・欧州ファッションブランドの広告・カタログのスタイリングやアートディレクションを中心に活動する。

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