ゴルフ愛好家の方なら、国内リゾート地や海外のゴルフ場でのプレーを楽しみたいと考えたことが一度はあるでしょう。休暇や接待など理由はともあれ、飛行機移動でゴルフを楽しむ場合、まず気になるのは『飛行機にゴルフバックを預けられるのか?』ということ。ゴルフバッグ(キャリーバッグ)を機内に預ける際の注意点なども併せてご案内します。
結論から言うと、国内線・国際線問わず、ゴルフバッグは一般の手荷物と同様に空港で預けられます。LCCなどの一部の航空会社を除き、無料手荷物許容量の範囲内であれば、追加料金はかかりません。
例えばJALの国内線の場合、重量20kgまで(ファーストクラス利用者は45kgまで)で縦×横×高さが50×60×120cm以内であれば、空港カウンターで預かってくれ、目的地の空港で受け取れます。
JAL国際線でも、許容量の範囲内(重量23kg、縦+横+高さの和が203cm以下。座席のグレードなどによっては32kgまで)であれば無料で預けられます。
ゴルフバッグを預ける際に注意したいのは傷や破損。ゴルフバッグそのものだけでなく、中に入っているクラブにも傷がついたり、シャフトが破損したりする恐れがないとは言えません。破損が起きないように、搭乗者自身でしっかり梱包を行っておく必要があります。
梱包方法の例をご紹介しましょう。
1.すべてのクラブにヘッドカバーは必須。なければ気泡緩衝材などを巻き付けて保護する。
2.中央に長めのドライバーやウッドを入れ、周りをアイアンやパターで囲むように収納する。
3.バッグ内でクラブ同士がぶつかり合わないよう、タオルなどの布で隙間を埋める。
4.スタンド付きバッグの場合、スタンドが開かないよう紐で縛る。
5.ゴルフバッグへの傷が気になるなら、全体を覆うトラベルカバーをかけておく。
国内のゴルフ場でプレーする場合、有料の『JAL手ぶらでおでかけサービス』(宅配便サービス)を利用すれば、自宅からゴルフ場や宿泊先までゴルフバッグを配送してくれます。プレーの数日前には発送する必要があり、重たいゴルフバッグを持ち運ぶ手間がなく、往復での利用も可能です。そのほか、搭乗する空港から自宅やゴルフ場など指定の場所まで配送するサービスもあります。
JAL国際線(成田、羽田、関西、中部国際空港)に搭乗して海外へ渡航する場合は、国内の指定場所でゴルフバッグをピックアップして海外の空港で受け取る『JAL手ぶらサービス』を利用することもできます(一部の路線を除く)。
ゴルフ以外の予定や荷物の量など総合的に判断して、機内預け荷物として持っていくか、有料の配送サービスを利用するかを決めるとよいでしょう。
なお、これらの有料サービスを利用する際も、破損防止のために梱包が必要です。
クラブのレンタルを行っているゴルフ場もありますが、せっかくなら愛用のクラブでラウンドしたいもの。しっかり梱包を行って、旅先でのゴルフプレーを気持ちよく楽しみましょう!
※紹介した内容は、記事作成時点(2019年4月)のものです。機内持ち込みや預け荷物の制限については、随時変更が加えられます。ご利用の航空会社や国土交通省からの情報を確認することをおすすめします。