「海外では日本にいる時以上に防犯に気を付けなければいけない」という話をよく聞きます。置き引きや盗難などは、自分の荷物をしっかり管理することで被害を防げます。しかし近年では、直接的に物品を盗るのではなく、クレジットカードの情報だけを盗み取る「スキミング」という犯罪が増加しているので注意が必要です。今回は、スキミング犯罪の説明と対応策をご紹介します。
まずはスキミング犯罪について理解しておきましょう。簡単に言うと、クレジットカードそのものを盗むのではなく、「情報」を盗み取って金銭を奪うのがスキミング犯罪です。「スキマー」と呼ばれる機器が使われ、クレジットカードの磁気に記録されている情報を読み取ります。その方法は以下の2つです。
【接触型】
ATMのカード挿入口にスキマーを取り付けたり、店舗などでカード払いする際に悪質な店員がスキマーを使ったり、クレジットカードに接触して情報を抜き取ります。
【非接触型】
特殊なスキマーを使って、クレジットカードに直接触れずに情報を抜き取ります。例えば、混雑した公共交通機関の中や街中などで、カバンにスキマーを近づけてクレジットカード情報を盗む手口です。
防犯意識をしっかり持ち、対策していれば、スキミングによる被害は未然に防げます。
【接触型スキミング対策】
ATMを使う際には、カード挿入口にスキマーがないかを確認しましょう。違和感なく取り付けられているので、注意が必要です。また、不自然な位置に監視カメラが設置され、暗証番号を入力する手元を撮影しているケースもあります。怪しいカメラの有無も確認しましょう。
店舗では、対面で決済してもらうのが基本です。店員にクレジットカードを預けるのは、できるだけ避けましょう。
【非接触型スキミング対策】
非接触型のスキミング対策が施されたカードケースや財布、バッグなどが市販されています。それらの中にクレジットカードをしまっておけば安心です。
JALショッピングでも非接触型スキミング対策機能を持ったアイテムを多数扱っています。その中から3点ピックアップしてご紹介します。
艶があり絹のように滑らかな触感の素材は、髪の毛よりも細いステンレススチール糸を高密度に使用してつくられた素材。100%リサイクル可能なステンレススチールは、磁気や電波を通さない特性を持つので、スキミングの被害からカード情報を守ります。また、非常に強度が高く、汗や塩・酸などに対しての耐久性にも優れた素材です。
二つ折りのウォレットで、カード類や紙幣、大きく開いて出し入れしやすいボックスタイプの小銭入れを備えており、普段使いにも最適です。
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一見すると、シックで高級感のあるソフトレザー製のカードケース。しかしながら、内側に特殊なナイロン素材を使用することで、米軍仕様と同レベルのスキミング防止機能を持っています。アメリカ・カリフォルニアでデザインから縫製まで一貫したものづくりを行うALLETT社製。
6枚程度のカードが収納可能な、極薄、超軽量タイプ。リゾート地などで薄着の格好をしている時に洋服のポケットに入れても、かさばることなく着こなせます。
縦18×横14cm(約)のサイズで、パスポートや文庫本などもすっぽり収まります。特許取得の特殊な金属製のスキミングブロックシートを内蔵しており、衣服やバッグの外からカード情報を盗み取られることを防ぎます。
表面素材は、ナイロン生地の7倍の強度を持ち、耐久性に優れた繊維「CORDURA1000」を使用。背面には、スナップボタン式のホールドベルトループおよび差込用ベルトループを装備しており、手ぶらでの観光や機内での睡眠の際などに重宝します。
※スキミング防止機能を持つ製品に、電子マネーなどの非接触型IDカードを収納したまま使用することはできません。