時差のある海外へ行った時、あるいは海外から帰ってきた時、多くの人を困らせるのが「時差ぼけ」(ジェットラグ)。特に海外出張で、現地に着いたらすぐに大事な商談がある…という場合などは、なんとか時差ぼけ対策を取りたいものです。 ここでは、時差ぼけを抑える対策や時差ぼけからの回復方法などをご紹介します。
普段生活している場所と時差がある場所に飛行機で高速移動した場合に、体内時計のリズムと目的地の時間とでズレが生じることで、心身にさまざまな不調が現れることが「時差ぼけ」です。
その症状は、睡眠障害、頭痛、疲労感、胃腸の不調など、人によってまちまち。中には時差ぼけにならないという方もいます。
睡眠や食事をはじめとする日常生活のリズムや周期が乱れることで時差ぼけが起こりますから、現地時間の生活周期に慣れてくれば、時差ぼけは収まります。数時間で慣れる人もいれば、1週間ほどかかる人もいます。
一般的に、西方向きのフライトより、東方向きのフライトの方が時差ぼけしやすくなると言われています。日本出発の場合、東南アジアやヨーロッパなどは西方にあたり、アメリカは東方にあたります。ハワイも東方です。
当然、日本への帰路は逆向きですから、ヨーロッパの場合は、行きよりも日本に帰ってきた時の方が時差ぼけがひどいと感じる方が多い傾向にあります。
以下に時差ぼけ対策を挙げますので、参考にしてみてください。目的地まで飛行機の乗り継ぎがある場合は、時差ぼけ対策も難しくなります。
<搭乗前>
<機内>
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目的地に到着して、現地時間と違和感なく過ごすことができ、体調面でも問題がなければ、時差ぼけの問題はないでしょう。
しかし、日中に眠い、夜眠れない、疲労感や倦怠感、頭痛といった症状を感じたら、時差ぼけが起きているかもしれません。
【時差ぼけ回復法】
出発前やフライト中の対策が、時差ぼけ防止の第一歩です。それでも時差ぼけになった場合は、上記のような回復法を試してみましょう。
当然のことながら、海外から日本へ帰ってきた時も同じです。帰国後スムーズに日常生活になじめるよう、時差ぼけ対策は欠かせません。
年齢や日常の生活サイクル、性格、その時の体調などによって、時差ぼけの症状は違います。有効な対策・回復法も、人それぞれ。自分に最適なものを見つけて、快適な海外出張・旅行を楽しみましょう。