1泊2日程度の出張の場合、どんなカバンで行くのが適当でしょうか? 出張に必要な書類や仕事道具の量にもよりますが、ここでは一般的な出張を想定して考えてみましょう。
出張は、できるだけ身軽にしたいもの。大きめのカバンであれば、1泊の出張にも対応できるでしょう。通勤や普段の仕事での利用も考慮すると、マチ幅が拡張できるエキスパンダブルタイプのブリーフケースが便利です。通常の仕事中はマチ幅を狭くして使い、出張の時にはマチ幅を広げて、容量を大きくして使えます。
さらにこのタイプのカバンは、収納スペースが2気室構造になっているものが多く、仕事で使う書類と着替えなどのプライベートなものを別々のスペースに収納しておくことができます。取引先などで書類を取り出すためにカバンを開いた時、プライベートなものが相手に見えてしまうといった事態の防止にもなります。
そのほか、ビジネス使いもできる大きめのトートバッグも使い勝手がいいでしょう。上部にファスナーがついているなど、しっかり閉じられるタイプがおススメです。
普段使いのカバンで出張するということは、財布や名刺、手帳など仕事でいつも持ち歩いているものをそのまま持っていけるメリットがあります。わざわざ出張のために別のカバンに荷物を入れ替える手間がかからず、忘れ物もなくなります。
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仕事に必要な資料や道具などで荷物が多い場合は、出張にキャリーバッグを利用するのが無難でしょう。ビジネス向きのブリーフケースタイプのキャリーバッグひとつで済ますか、普段使っているビジネスバッグとキャリーケースの両方を持っていくか、荷物の量・重さや出張する場所などを考えて判断しましょう。
ビジネスバッグとキャリーケースの両方を出張に持っていくなら、ビジネスバッグにはキャリーバッグのハンドルにセットできるキャリーサポーターのついたものを選んでおくと、さらに移動がラクになります。
出張の頻度があまり多くない方、普段の仕事でキャリーバッグを使う必要がないという方は、リュックとして背負える3WAYもしくは2WAYタイプのビジネスバッグを活用するのも有効です。例えば、行く時はたくさんの資料を持っていくが、出張先でそれらを配るので帰りは荷物が減るといったケースなどに、重宝するでしょう。スーツスタイルにも、カジュアルスタイルにもフィットするようなデザインの背負えるビジネスバッグも販売されています。
飛行機を使った出張の場合、機内に持ち込めない大きな荷物・貨物でない限りは、機内に持ち込んだ方が何かと安心です。到着地で預けた荷物を受け取る時間を節約できますし、万一の紛失や破損などのリスクを避けることができます。
機内に持ち込む手荷物は、保安検査場で手荷物検査(X線検査)を受けることになりますが、パソコンやタブレットはカバンから取り出して検査を受けなければなりません。この時、むき出しの状態でトレイに乗せるのは、スマートとは言えません。
パソコンが収納できることを謳ったブリーフケースには、クッション材が使われたパソコン用ケースが付属しているものもあります。これなら、ケースごとパソコンやタブレットをカバンから取り出してX線検査にかけることができます。カバン自体にクッション材が入っているタイプの場合は、パソコンやタブレットの収納ケースを別途用意するとよいでしょう。
自分の出張スタイルに合ったカバン探しを楽しんで、最適なものをぜひ見つけてください。