達人レビュー2016.10.27

達人レビュー Vol.2 -いつもの旅を自由にしてくれる旅の相棒

真下武久真下武久

あなたの旅に"心地よさ"をプラスする〈タビタス〉のバッグやプロダクトたち。でも本当のところ、その使い勝手はいかに? というワケで、実際に世界中を飛び回るトラベルライターに〈タビタス〉製品をお預けして、取材旅行に行っていただきました。

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Vol.1に続いて、今回は「defi ショルダーバッグ」と「ポーチ」、「iPadケース」を実際に使用してみた率直な感想をお届けしましょう。旅のディスティネーションは、前回同様、熱帯の島国です。

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まずは「defi ショルダーバッグ」からレポートを。私の場合、トラベル取材用のバッグは2タイプあって、ひとつは書類や資料を入れて取材に出向く時のブリーフケースタイプです。Vol.1でご紹介した「3wayバッグ」などがこれにあたりますね。簡単にいうと“荷物ががそこそこの量あって、割とフォーマルな場面にも持っていけるバッグ”です。

もうひとつは、街取材やホテル・ショップ取材、あるいは砂漠やジャングルの取材など、動きを妨げず、とりあえず最低限の荷物だけ持ち運びができればいいという時のための小ぶりなバッグです。

今回のレポートで用意してもらった「defi ショルダーバッグ」は、まさにこのタイプ。一眼レフカメラ、替えのレンズ、ノート、ガイドブック、筆記用具、スマートフォン、財布、ペットボトルを収納しても、まだまだ余裕があるほどでした。

普段はあまり持ち歩かないのですが、iPadはもちろん、小型のノートPCがすんなり入るサイズ設定。おそらく、この程よい大きさも計算され尽したものなのでしょう。同行したカメラマン氏も「iPadやMacBookが入るのが、こういうバッグの絶対条件でしょ!」とのことでした。

また、限られた時間の中でアクティブに動き回ることが多いタイムスケジュールだと、バッグ自体の軽量感も大きなストロングポイントだと思います。

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取材に、街歩きに、夜遊びに!

今回の取材は、紅茶畑の中をひたすら歩いたり、世界遺産の岩山をよじ登ったり、電車やスリーウィラー(三輪バイク)で街を移動したりと、割とハードな内容でした。しかし、すべてこの「defi ショルダーバッグ」ひとつで事足りました。取材時はモノの出し入れが多いので、ショルダータイプはやはり便利でしたね。メッセンジャーバッグのようなタフな素材感も気に入りました。

取材以外に、夜、食事に出かけたり、街に遊びに行ったりした際にもこのバッグが活躍しました。海外のカフェや食堂などで荷物を足元に置いておくと置き引きに遭うケースが多々あります。その点、このバッグなら肩にかけたままでOKですし、内部にファスナーポケットも付いていて安心でした。治安のあまりよくないエリアに出向くときは、同行者(特に女性!)の貴重品なんかを預かってあげると、きっと好感度がアップしますよ(笑)

それからホテル滞在中は、プールバッグ代わりにも使いました。一眼レフカメラ、ヘッドフォン、携帯電話、水中メガネ、日焼け止め、本ぐらいは余裕で入ります。特に防水機能を謳っているわけではないようですが、シャワーや軽い水しぶき程度なら問題なし。実際、突然のスコールに遭遇した時も、中身はまったく濡れずにすみました!

細かなところでは、バッグ両脇についた2カ所のサイドポケットも絶妙。ペットボトルや折りたたみ傘、サングラスを入れておくのにちょうどいいサイズ感でした。熱帯での取材だったので、特に飲料水の携行は必須。重宝したのは言うまでもありません。

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コンパクトなのに収納力抜群!

続いては「ポーチ」の使用感をお伝えしましょう。今回持参したのは1つでしたが、個人的にはこのポーチがもうひとつあるといいなと感じました。では2つのポーチをどうやって使うのか? ひとつは機内持ち込み用のアメニティバッグとして。もうひとつは機内に持ち込むほどでもないけれど、旅に携えて行きたい愛用品の小物入れとして、です。

機内持ち込み用のほうには、歯ブラシ&歯磨き粉、トランジット用のシャンプー&リンス、髭剃り、シェイビングフォーム、フェイスクリーム、リップクリーム、コンタクトレンズ、目薬、必要ならアイマスクや耳栓といったところでしょうか。機内に持ち込むほどでもない用のポーチには、ヘアジェル、フレグランス、常備薬、サプリメント、爪切り、綿棒、虫よけスプレー、予備のコンタクトレンズ、日焼け止めクリームなどなど。女性ならともかく、男性であればこのポーチ2つで十分でしょう。もちろんショートトリップならポーチ1つでOKですね! 

マチ幅違いで2つに仕切られた内部には小さな仕切りやポケットがつき、煩雑になりがちなトラベル用アメニティがうまく収まるように工夫されています。高さやサイズ感も実に機能的。たとえば洗面台が狭い場合でも、このポーチならそれほど場所を取りません。

個人的に、ホテルにチェックインしたら、すぐに洗面台まわりとデスクまわりを整えます。そうするとホテルの部屋が自分仕様になった気がして落ち着くんです。このポーチの場合、とりあえず洗面台に置くだけでセッティング完了。逆にパッキングする時にも、使ったものをそのまま戻すだけだったので非常にスムーズでした。ホテル移動が続くとほとんど荷解きをしないこともあるのですが、歯ブラシやジェルといったアメニティ類は必ず取り出すことになるので、やはりこういった「ポーチ」は旅の必需品ですね。

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旅先はもちろん普段使いにも!

最後にレポートするのは、こちらの「iPadケース」について。不慣れな場所での移動が多い旅先ではバッグを落としたり何かにぶつけたり、バッグの中に入れておいた大事なiPadに不意の衝撃を与えてしまうこともしばしば。まずはiPad自体を保護するという意味で、専用のケースは欠かせません。

さらに写真のように手でホールドできるストラップがことのほか便利に感じました。iPad一台でOKの打ち合わせの時などには、ドキュメントケースやクラッチバッグ感覚で持ち歩けるのがスマートです。ファスナーポケットにはスマートフォンや名刺入れ、ホテルのカードキーといった小物が収納できます。もはやトラベルグッズというよりは、普段から使いたくなるiPadのためのユーザーフレンドリーなアイテムといえそうです。

トラベルグッズのほとんどは、なくてもどうにかなるけど、あるとやっぱり便利! そして長く使っていると、いろんな旅の思い出が積み重なって、普段使いのプロダクツとは違った妙な愛着が湧いてくるものです。別に高級品を使う必要はありません。自分の旅のスタイルに合ったトラベルグッズを使うと、いつもの出張がちょっとだけ心地よく、そして自由になるような気がします。

旅の達人/真下武久(ましも・たけひさ)さん
1973年生まれ。立教大学卒業。神奈川県藤沢市辻堂在住。スノーボードインストラクター、バックパッカーなどを経て、雑誌、ウェブサイトの編集&執筆業務に携わる。現在はフリーランスの編集者兼ライターとして、男性ライフスタイル誌、企業広報誌、ウェブサイトなどに寄稿。旅、カルチャー、食、ワイン&リカーといったジャンルをメインに活動中。

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