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出張・ビジネス2017.11.29

「リチウム電池」は基本的に預けNG。予備バッテリーは機内持ち込みを!

TABITUS+編集部TABITUS+編集部

スマートフォンやビデオカメラ、デジタルカメラ、ノートパソコン…。旅行や出張の際、何かしらの電子機器を持っていく方がほとんどです。中には、予備の充電式バッテリーや替えの電池も持っていくケースもあるでしょう。 「リチウム電池」や「リチウムイオンバッテリー」などは、飛行機に登場する際、“機内への持ち込みはできるが、預け手荷物にすることができない”ケースがあるため、荷物のパッキング時に注意が必要です。少しややこしいので、このページで説明しましょう。

預け手荷物・機内持ち込み手荷物の制限を把握すれば、搭乗はスムーズに

意外と多い、リチウム電池で駆動する電子機器

まず、リチウム電池が何なのかを簡単に紹介しましょう。日常的に利用する身近なもの、主に電子機器に使われています。
なお、「リチウム電池(CR、FR、BR)=基本的に使い捨て」「リチウムイオン電池(Li-ion)=基本的に充電して繰り返し使用」「リチウムイオンポリマー電池(Li-Po)=基本的に充電して繰り返し使用」があり、厳密にはそれぞれ区別されますが、このページではひとくくりに「リチウム電池」として表現します。

<リチウム電池が使われている一般的な電子機器の例>

  • スマートフォンや携帯電話
  • ノートパソコンやタブレット端末、電子書籍リーダー
  • 携帯電子ゲーム機や携帯DVDプレーヤー
  • デジタルカメラやビデオカメラ、カメラ機材
  • 腕時計や計算機 など

そのほか、昨今利用者が急増している電子タバコ、ドローンなどでもリチウム電池が利用されているものがあります。また、AED(自動体外除細動器)や電動車椅子・電動移動補助機器を含む小型車両なども、リチウム電池が原動力となっているものがあります。

なぜ「リチウム電池」は預けることができないのか?

リチウム電池(特に充電式のリチウムイオン電池・リチウムイオンポリマー電池)の主な特長を挙げてみましょう。

  1. 高い電圧が得られる
  2. 寿命が長い
  3. 繰り返し充電に強く、短時間で充電できる

一方でデメリットもあります。内部ショートなどの不具合や劣化によって発熱する恐れがある点、そして発火した場合に容易に消火ができにくい点です。バッテリーが熱くなった、バッテリーが膨らんだ、発火した、爆発した、といった事例が、世界中から少なからず報告されていることをご存知の方も多いでしょう。
もしも、飛行機の貨物室で発熱・発火が起こってしまったら…。
気圧の変化や外部からの衝撃などによって、万一リチウム電池が破損・不具合を起こしてしまうと、発熱や発火のリスクが高まります。そして、貨物室のスーツケースの中で発熱や発火が起きても、早期発見が難しく、他の荷物はもちろん飛行機全体、人命にまで影響が及ぶ危険性が出てきます。そのため、リチウム電池を預け荷物とすることには制限が設けられているのです。

預け不可なのは、予備バッテリーなど単体のリチウム電池

例えば、屋外で長時間のビデオ撮影をする、電源がない場所でノートパソコンやタブレットを長時間使用する場合に、取り替えて使う予備のバッテリーを持っていくケースがあるでしょう。スマートフォン用の充電式予備バッテリーや、昨今だとドローンを利用するためにたくさんの予備バッテリーを持っていく方も増えています。
これらの電子機器がリチウムバッテリーを使用する場合、予備のバッテリーは預けて荷物にすることができず、制限の範囲内で機内持ち込み手荷物としなければなりません。
カメラなどで使用する使い切りのリチウム電池や、腕時計や計算機などで使われることが多いボタン型(コイン型)のリチウム電池など、充電式ではなく使い捨てのリチウム電池も同様で、単体であれば預け荷物にはできず、機内持ち込みとなります。
なお、リチウム電池が電子機器本体に内蔵されている場合、制限の範囲内であれば預け荷物にできるものもあります。また、機内に持ち込めるといっても、制限があります。以下にJALの例をご紹介します。

一般的な旅行で電子機器を持っていく場合、リチウム電池の機内持ち込みおよび預けて荷物の制限をオーバーしてしまうことはあまり考えられないと思われます。仕事や趣味のために多くのリチウムバッテリーを必要とする場合は、制限の範囲内で機内持ち込み荷物にしましょう。

パソコンを預ける場合、電源オフでしっかり梱包を。ただし、海外ではNGな場合も

ノートパソコンやタブレットなど、貴重品に該当するものは、手荷物として預けず、機内に持ち込みましょう。なお、空港の保安検査場では、パソコンやタブレットは備え付けのトレーに取り出して保安検査を受けください。
どうしてもノートパソコンやタブレット、デジタルカメラなどのリチウム電池で駆動する電子機器を預け手荷物にする際は、電源を完全にオフ(スリープモード不可)にし、衣類などで外部からの衝撃や誤動作を防止する対策を取って頑丈なつくりのスーツケースに収めましょう。また、念のため不燃性素材でつくられたケースや袋にそれらの電子機器を収納しておくと、なお安心です。
ちなみに、少しでも機内持ち込み手荷物を軽くするために、ノートパソコンの内蔵バッテリーを取り外し、本体は機内に持ち込み、取り外した内蔵バッテリーは預け手荷物へとすることもできません。その逆で、バッテリーを機内持ち込み、本体を預け手荷物とすることは可能です。
ただし、国際線および海外の空港、海外の航空会社では、制限がより厳しい場合があります(本体に内蔵されている電池が制限値未満でも預け荷物にできないなど)。利用する航空会社や空港などに事前確認をしておくと良いでしょう。

(記事の内容は2017年11月現在のものです。制限の基準や内容は適宜変更される場合がありますので、必ず事前に利用航空会社や空港にご確認ください)

この記事に関連するキーワード:ガジェットモバイル持ち物機内持ち込み

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