旅行や出張では、なるべく荷物を少なく、軽くしたい。誰もがそう思います。しかし、特に海外旅行や国内旅行の場合、お土産などをたくさん買って、行きよりも帰りの荷物が増えてしまうこともしばしば。 旅慣れた人の中には、旅先で「荷物を捨てる」ことで帰りの荷物を減らすという人もいます。その中には、「こんなものまで捨てるの?!」と驚いてしまう話も。旅行先・出張先で「捨てる」もの5選をご紹介しましょう。
「捨てる」わけですから、もう捨てようと思っているもの、使い古したものを旅行や出張に持っていき、最後に使って捨てる、処分するということになります。オーソドックスなものから意外なものまで、紹介します。
使い古して捨てる寸前の下着や、穴の開いた靴下などをあえて身に着けていき、着替えた時にそれらを捨てます。
女性の場合、抵抗があるという方もいらっしゃるかもしれませんが、細かく切り刻んだり、ビリビリに破いて捨てる、トイレに備え付けのサニタリーバッグに入れておくという意見も聞きます。
使い捨て下着を利用している方もいるでしょう。いずれにしても、中身が見えないようにして捨てるのがベターです。
あまり気に入っていない服や、もう捨てようと思っている服を現地で捨てるパターンです。
ちゃんとゴミ箱に入れておかないと、「忘れ物」として保管されてしまうことがあるので注意しましょう。
海外のホテルであれば、袋に入れて「いらない衣服だから処分してくれ」という内容のメモとチップをつけておく方法もあります。フロントに、処分するように伝えて渡してもいいでしょう。
なお、国によっては、私たちがいらなくなった服をリサイクルして着るというケースもあります。場合によっては、むしろ喜ばれるかもしれません。
スーツケースやボストンバッグの買い替えを考えているなら、現地で新しいものに買い替えるという手もあります。行きは、機内持ち込みできるいらなくなったボストンバッグで、最小限の荷物を持っていく。帰りは、現地で大きめのスーツケースを購入して、ボストンバッグは処分して帰る、という手法です。
ただし、国内の旅先で処分を考えている場合、大きさによりますが一般的にスーツケースは粗大ごみ扱いなので、ホテルによっては処分を断られることもあり得ます。事前に確認しておくとスムーズです。
海外のホテルでは、不要なスーツケースの処分を行ってくれるところが多いです。メモとチップを置いておくか、ホテルのフロントや清掃員に話をつけておけばよいでしょう。
特に海外旅行に行く場合で、お土産などで帰りの荷物が増えることが明らかならば、いらなくなったタオルやバスタオルをスーツケースの隙間に入れて、中の荷物が暴れないようにします。帰国前にスーツケース内のパッキングをする際に、余分なタオルを捨てるわけです。
陶器やガラス、ワインなどの割れ物を包むのにも使えますし、必要に応じてハサミで切って、大きさを調整すると便利です。
出張先での仕事が終わったら、スーツやビジネスシューズ、ネクタイなど一式捨てていくというツワモノもいます。帰りはカジュアルな格好で、身軽に帰るのです。
海外出張の際に、スーツや靴を現地で新調し、着てきたもの、持ってきたものを捨てていくとケースも。ホテルに処分を依頼する場合は、メモとチップ、またはフロントや清掃員への連絡をお忘れなく。
いらない服を捨てようとホテルの部屋に置いてきたところ、何の連絡もしていなかったため、「忘れ物」と判断されて連絡が入った、という話も耳にします。処分したいのなら、キチンとその意思表示をするべきです。
ただし、国によっては、モノを処分するのに結構な費用が掛かる場所もあります。逆に、こちらはいらないと思うモノでも、十分使えると判断されることもあります。そうした渡航先の事情を事前に調べておき、トラブル防止を図ることが望まれます。
また、旅行先やホテルは「ゴミ捨て場」ではありません。あくまでも、旅行や出張に必要だから持ってきたものが、帰る際には不要になったから処分していくのです。そのことは、キチンと理解しておきましょう。